放課後等デイサービスの役割②
③共生社会の実現に向けた後方支援
3つ目の役割としては、子供たちの地域社会への参加や包括を進め、一般の子供たち含めた集団生活の中で成長していくことをサポートする役割があります。
場合によっては放課後等デイサービスだけではなく、放課後児童クラブや児童館などとも連携をしながら、専門的なパックアップをおこなっていきます。
ちなみに共存生活というのは障害が有無や年齢、国籍、性別など問わず、すべての人が分け隔てなく暮らしていくことができる社会のことをいいます。
これらの役割のほかにガイドライン決められた4つの「基本活動」があります。これらを具体的に紹介していきます。
4つの基本活動①:自立支援と日常生活の充実のための活動
一つ目は子供たちの成長に応じて社会生活を過ごしていくうえで必要となる生活スキルや、将来の自立を目指すために必要となるスキルを身につけるための支援を行います。
身近な例でいうと、日常生活に必要な行為(着替えや身だしなみ、手洗い・歯磨き・入浴など)から持ち物・スケジュールの管理、片付け・整理整頓、買い物・金銭管理、基本的なコミュニケ-ションなどがあります。
これらを着実に「できた」という成功体験を積み重ねていくことで、自己肯定感を高めることを目指します。もし子供たちがサポートを必要としている場合は自分から周囲の大人に助けを求めるための練習にも取り組んでいきます。